実際にクレアール で「2級・3級パック(web講座/講義」を受講した感想や経験などを書いて行こうと思います。
クレアール は様々な受講形態がありますので、今回僕が受講を選んだ「2級・3級パック」以外では配布される教材に若干の違いがあるかと思いますが、ご理解していただき参考にしてもらえたらなと思います。
クレアール についてはこちらでまとめています。
では、見ていきましょう!
3級の中身
配布される教材
配布された教材は
- 商業簿記3級テキスト(解答用紙含む)1冊
- 商業簿記3級問題集 (解答用紙含む)1冊
- web学習 システムログイン情報 1枚
- 3級学習の手引き 1部
- シラバス・学習計画表 1部
- 返信用封筒 4部
- 本試験過去問題集(解答用紙含む) 1部
が送られてきました。
本試験過去問題集(過去6回分)を追加して申し込みを行いました。
教材としてはテキストと問題集のみ(約1kg)です。
web講座以外を選択すれば、これに講座DVDや資料も同封されます。
また、直前答練や公開模試なども含まれることもあります。
本当にいろんなパターンの受講内容を選ぶことができるんだね!
教材(テキスト)の中身
気になるところはここですよね。
教材がどんなのかによっては合う合わないがあると思います。
クレアール の教材はとてもシンプルで余計なイラストや装飾等がありません。(全229ページ)
ほぼ文字のみで示されており、たまにグラフや図が示されている程度です。
そのグラフやイラストでさえシンプルにまとめられて、無駄が一切ありません。
僕はこういうところが好印象でした。
そもそも、簿記全体の中から試験に出るであろう部分のみを厳選して効率よく学ぶために構成されている教材なので、これらにしっかり忠実であるなと思いました。
また、解答用紙が別の冊子で用意されているので、コピーしたりPDF化したりして何度も解き直すことができます。
その解答用紙も本試験と同じような構成であるので、模試や本試験でも戸惑うことなく記入できるかなと思います。
配信される内容
動画
配信される動画の講義数は57。(2019.11現在)
動画総再生時間は約30時間(約1790分)。
講義によって40分超と長かったり12分ほどで短かったりしますが
平均すれば1講義あたり31分となります。
このweb講座のいいところはスマートフォンやパソコン、タブレットなどで視聴できるため、自宅以外でもカフェや勤務の休憩時間、通勤などの移動時間に手軽に視聴できることです。
さらに、再生時間を1倍速から1.25、1.5、1.75、2倍速まで、また0.5倍速にも調整することができます。
このため約30時間かかる総再生時間をそれぞれ24時間、20時間、17時間、15時間に短縮することができます。
初めて視聴すると普段あまり使わない単語や考え方に慣れるまで再生スピードは1倍速がいいのかもしれませんが、慣れてきたり後々気になった部分を見返す際は1.5倍速にして時間の節約にできたりします。
また、苦手な部分の2周目に見返す時も2倍速で聞くと、聞き逃さないようにしっかり集中して聞いていられるような気がします(笑)
また、問題集の方も解説動画がありますので、解法がわからない時に再生すると理解が得られると思います。
再生速度を調整することによって、最大半分の時間で全ての単元を試聴することができる
音声
動画で配信されているものと同じものが音声(mp3音源)として配信されています。
再生速度はあらかじめ、標準の1倍速と1.5倍速の2種類があります。
僕はこれを利用する機会がありませんでしたが、使用場面を考えればいろいろなところで活用できるかなと思います。
運転中カーナビにBluetoothで接続して聞いたり、ipodなどにダウンロードさせて移動中に。
動画再生の画面を注視できないけど聞くとはできるなって時に活用するとスキマ時間も簿記の勉強に充てることができますね。
PDFファイル
テキストと講義中に使用されている講師作成のスライドがPDF化されています。
送付されたテキストにはできるだけ書き込みたくないという方には、PDFを印刷して書込み専用を作成したりすることもできます。
また、複数のテキストと問題集を持ち歩くのが大変という方も、スマートフォンやタブレット端末にダウンロードして1台で複数のテキストや問題集を閲覧することも簡単に行えます。
このPDFは本当に助かりました!
これだけでかなり効率よく勉強することができたなと思います
講師はどんな人?
僕は商業簿記の方の講師を気に入ってました(笑)
かなり真面目な風に講義を進めているなぁという感想を最初の頃は抱いていましたが、たまーに冗談を言ったり、自分の間違いを訂正しながらふざけてみたりと楽しく講義を受けて来れました。
しかし、体調不良の回があって咳を連発したり、ピンマイクの配線をずっといじっていて雑音が酷かったりする講義もありました(笑)
普段はとてもゆっくり喋られるので、1倍速だとちょっと遅いかなと感じることも多々ありました。そんな時は1.25倍速や1.5倍速にするとちょうどよく感じられますので各自調整しましょう。
しかし、講義に熱が入ったり、時間がおしていたりすると喋りのペースも上がってきます!
そんな時、標準速度でも聞き取れない時は0.5倍速を活用しましょう。
とてもユーモアのある方で退屈することなく講義を進めることができますよ!
必要と思われる時間
1日に1時間〜2時間の勉強時間を確保できれば、1ヶ月あると講義を余裕もって試聴でき、テキストと問題集も2周から3周はできるかなと思います。
ここに過去問や直前答練を加えてくると時間が少なく感じるかもしれません。
また、試験前に余裕を持って苦手な部分の再確認を行う時間がないと感じるかもしれません。
2時間〜3時間の勉強時間を確保できるのであれば、上記の答練や過去問も十分こなしていける余裕があるかなと思います。
しかし、なかなか毎日3時間の勉強時間を仕事をしながら確保するのは難しいと思います。
通勤時間や家事の時間など使えるスキマ時間を見つけて活用すれば微量ながらも勉強時間を確保できるかもしれませんね。
2級の中身
配布される教材
商業簿記の方は3級とほぼ同じ内容となっています。
工業簿記は講師の先生や配布資料の内容が商業簿記と比べて若干違いがあります。
それぞれ見てみましょう。
教材(テキスト)の中身は
配布された教材は
- 商業簿記2級テキスト(解答用紙含む)1冊
- 商業簿記2級問題集 (解答用紙含む)1冊
- 工業簿記2級テキスト(解答用紙含む)1冊
- 工業簿記2級問題集 (解答用紙含む)1冊
- web学習 システムログイン情報 1枚
- 2級学習の手引き 1部
- シラバス・学習計画表 1部
- 返信用封筒 4部
- 本試験過去問題集(解答用紙含む) 2部
2級からは工業簿記が試験範囲に追加されますのでテキストと問題集が1冊ずつ追加され
テキストと問題集を合わせると4冊(約1.8㎏)持ち運ぶことになります。
3級の教材と合わせると約2.8kgになるのか…。
復習したいなって時もあるからできれば全冊もって勉強したいところだなぁ。
また3級同様、本試験過去問題集(過去6回分)を追加しました。
教材(テキスト)の中身
2級の教材も3級と全く同じ構成で書かれています。
3級から進めている方であれば何の違和感も抱くことなく進めていけると思います。
2級から新しく学ぶ工業簿記のテキストや問題集では、商業簿記のテキストと若干違うところがあります。
それは各単元の初めのページ左上に【重要 ★★★】というのが表記されています。
これから新しい単元を始める時に、この単元の重要度を量ることができます。
気持ちの問題かもしれませんが、【重要 ★】なら仮に理解が進まなくても
「なんとなく理解できればいいや。また復習を重ねて理解できるようにしよう」
と思えることもできます。
反対に【重要 ★★★】であれば、復習時に重点的に行うことで試験対策も簡単にできるかなと思います。
配信される内容
動画
配信される動画の講義数は
商業簿記が61講義。(2019.11現在)
動画総再生時間は約32時間。(約1870分)
続いて工業簿記は30講義。
動画総再生時間は約13時間。(約730分)
3級と同じく、講義時間のバラつきはあるものの平均すると30分程度です。
再生時間を1.5倍速に調整すれば、商業簿記は21時間で、工業簿記は8時間で見終えることができます。
当然、3級の知識があって2級の商業簿記は進められていくので、3級の範囲が定着していないと、講義を聞いていても疑問に思うところが出てきます。
そのため、3級のテキストを開き直す時間が出てきたりするので、2級の勉強時間の予定や計画がうまく進まないかもしれません。
3級以上に2級の勉強時間や計画にはより余裕を持たせておく必要と
試験日から逆算して早めに全範囲を修了させておくとかなり安心です。
また、講義だけでなく、問題集の解説動画もあります。
全ての問題に対して解説してもらえるので、わからない部分が解決されるのでとっても安心です。
音声
こちらも3級と同じようにmp3音源の講義音声が収録されています。
動画再生の画面を注視できないけど聞くとはできるなって時に活用するとスキマ時間も簿記の勉強に充てることができますね。
PDFファイル
こちらも3級と同様にテキストと講義中に使用されている講師作成のスライドがPDF化されています。
このPDF資料は3級同様とても有効な資料となりますので、全部とは言いませんが、講義を進めていく上で必要だなと思ば必要に応じて印刷し、テキストに挟むなどするといいと思います。
商業簿記では講義資料のPDFを活用すると理解がかなり進みむ
講師はどんな人?
商業簿記の方は3級と変わらず同じ方です。
3級の時には気に入っていたので、同じ方に指導してもらえて安心しました。
3級と比べると大きく変化した部分はあまりみられないものの、2級となり若干トークが鋭くなったかなと感じました(笑)
工業簿記の方は新たな講師の方です。
淡々と講義を進めていく印象を抱き、テキストに沿って進められます。
商業簿記の方にある講義資料というものはなく、題材はテキストのみです。
必要と思われる時間
2級の試験範囲は少しずつ拡大され難しくなってきています。
さらに、3級と大きく変わり工業簿記が試験範囲に追加されています。
1日に2時間の勉強時間を確保できれば、1ヶ月に60時間の勉強時間が確保されます。
商業と工業簿記の講義動画を1倍速で再生したとすると45時間必要となり、残り15時間で復習や例題を解いたりする必要が出てきます。
そうすると、もう1ヶ月は試験対策や弱点克服、計画がうまく進まなかった時のための余裕として合計2ヶ月は最低必要かなと思います。
それでも2ヶ月で商業簿記2級と工業簿記2級の範囲を網羅しようと思うととても大変です。
毎日仕事や学業を終えた後の時間で2時間の勉強時間を確保し続けないと達成できない計画です。
あまり詰めすぎず、明日も勉強頑張ろうと思える力で終える必要があるかなとおもいます。
これはあくまで例として、期間の設定に参考にしてもらえればと思います。
知識ゼロスタートでも3ヶ月間、1日2時間の勉強時間を
確保できれば可能性はかなりあがります。
時間単価にしてみると
クレアールを受講して思ったことは、とてもクオリティが高いことです。
テキストや問題集はもちろん、講義動画や質問無制限、期間延長などバックアップも充実しています。
今回のパックを期間限定の価格で購入した際、講義動画総再生数で1時間あたり約480円になります。
これに質疑応答や6回分の過去問が付属されていたりしますので、お値段以上かと思います。
通信講座に対して不安などあれば無料体験もありますので、興味があれば是非申込されたらいいと思います。
また、過去記事に概要をまとめたものがありますので読んでみてください。
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